中毒~お返事デート

2020年01月21日

罹患

離婚して、3年。

あわただしくも楽しい毎日を
夢中で過ごしてきた。
大学生になったぴーこと二人で。


娘と二人きりの生活に
まったく不満はなかった。






何気なく受けた検診の結果
ガンに罹患していたことが判明。



頭が真っ白になった。

私は自営で、私が働けなくなったら
即、収入が途絶えてしまう。

民間の医療保険は
精神科の通院歴のため加入できず
所得補償保険には入っていたけれど
補償は1年間の期限付き。

長期間店を休めば
顧客は離れ
再開は難しい。



最悪、私だけなら何とかなる。

しかし、ぴーこはどうなるだろう。


ひとりっこでいとこもいない。
私の兄がいるが、住まいは遠方でめったに会うこともない。
私の両親はもう高齢だ。


ぴーこは、しっかりしているようで弱い子だ。

そんなぴーこが一人で生きていけるようになるまで
誰か、本当にぴーこを大切にしてくれる人が現れるまで

私は倒れることも死ぬこともできない。




紹介された総合病院での診察には
一人で行くつもりだった。

ガンがどれほどのものなのかはっきりしないうちは
気持ちの弱い娘や
高齢の両親に余計な心配をかけたくない。


…でも。


無意識のうちに

元夫・ケイに
「〇月〇日、空いてる?」
とLINEしていた。




ponkiti100 at 00:05│Comments(1)家族 

この記事へのコメント

2. Posted by ぽん   2020年01月26日 08:48
非公開希望さん、ありがとうございます。

不思議なことに、全く怖さは感じないんです。
不安な気持ちはいっぱいなんですが。

がんが、いい方向に導いてくれるような気さえしているんです。

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